やっぱり右側に気をつけろ

深読みと勘違いのドドスコ批評。

カナダ大麻合法。

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覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか
かつて、「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか」という強烈なキャッチコピーの公共CMがありましたが、日本における大麻、マリファナは、この覚醒剤とほとんど同じものとして認知されているように感じますがどうでしょう。とんでもなく恐ろしいドラッグ、その忌避ぶりは、そんなことしてるやつは人間のクズであり、人間失格、そんな認識。
 
ところが世界には、そんな大麻を合法としてる国が少なくないという事実。そのことに対し、例えば子どもの「なんで?」にちゃんと応えられる日本の大人はいるでしょうか。しかも合法化されている国は、発展途上な国というわけではありません。オランダが有名ですがアメリカのいくつかの州、イギリス、スペイン、デンマークやオーストラリア、南米のいくつかの国など。また欧米の映画には大麻を吸うシーンは多く、いかにもな犯罪者風というよりビジネスマンや若者がリラックスしたり、いつもよりちょっとアげた時間を過ごしたいときに嗜んでいますよね。まさに飲酒と同じ。
 
ひるがえって日本における大麻のイメージ、この大きな違いはなんでしょう。こうした事実を多くの人たちは、自分の中でどう解釈し折り合いをつけているのかが、とにかく不思議。
 
少なくない国が大麻合法を表明し、今回そこにカナダという大国が加わりました。吸ったら終わり、人間失格であるような恐ろしいものが、なぜ条件付きであれその使用を許されるのか。冷静に考えたら誰にでもわかることですよね。
 
「そんなにわるいもんじゃない」んです。
 
アルコール依存症患者のように自分や人を傷つけるという話も聞いたことがないし、急性中毒なんてのもありません。また、たばこのように健康を損なうという話も知りません。クニは、大麻を覚醒剤や危険ドラッグなどと一緒くたにせず、その違いを丁寧に啓蒙することが望まれるし、ある日、合法の波が日本にもやってきたときに恥ずかしい思いをしないためにも正しい知識を身につけてはどうでしょう。
 
ところで「合法」というのは、なんでもオッケーということではありません。法によってそのことに言及されている、つまり許されているというより制限されているという方が正しい。条件付きでそれを嗜好することを認めているわけです。その意味では、「公共の秩序」維持のために「大麻は国や自治体など公による規制やコントロールは必要だ」、という認識は世界共通ということはそうなんでしょうね。つまりお酒やたばこと同様に。
 
私も、合法化の波が一日も早く日本にも届くことを願ってやみません。
ドラッグと政治犯に寛容な国はいい国だと思いませんか。
 
野蛮なやつら
思い出したので追記。
オリバー・ストーン監督の「野蛮なやつら」。
調べたら2013年の映画。その中のこんなセリフ。
「大麻は悪だが、悪の中では善だ」だって。
笑いました。

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